冬の朝、足もとだけが妙に冷える。窓辺に手をかざすと細い風が抜けている。そんな住まいのために、ドアや窓、引き戸のすきまに貼ってすきま風を止めるテープを集めました。数百円で暖房の効きが変わることもあり、賃貸でも剥がせる製品を選べば気軽に試せます。素材も形もいろいろあるので、自宅のすきまに合う一本を探す手がかりにしてください。
候補は、国内の通販ランキングやホームセンターの売れ筋で名前がよく挙がるものから選び、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのどれか、または専門店で今も買えることを確かめています。比べたのは、素材(EPDMゴム、クロロプレン、ウレタン、モヘア)、断面の形と対応できるすきまの幅、長さと価格の釣り合い、粘着剤の種類と剥がしやすさ、屋外や浴室で使えるかどうかです。すきま風防止テープは、すきまの幅に合っていないと効きません。厚すぎるとドアが閉まらず、薄すぎると風がそのまま通ります。そのため、寸法はできるだけ数字で載せました。
順位は編集部ではなく、コミュニティの投票で決まります。各カードには長所と短所、実際に使った人のレビューが並んでいるので、貼る場所とすきまの幅を思い浮かべながら読むと選びやすくなります。使った製品があれば、ぜひ一票とひとことを残してください。
国産EPDMゴムを使った中空D型のパッキンテープです。サイズは厚さ6mm、幅9mm、長さ6mで、ドア1枚の枠をぐるりと一周できます。メーカーが示す対応すきまは3.5mmから5mm、粘着力は5.6N/10mmです。木、金属、塗装した枠のどれにも貼れ、すきま風を止めるだけでなく、戸当たり音もやわらげます。色はブラウンで、販売店によっては3m巻2本入りの表記もあります。
中が空洞なので押されると素直につぶれ、引き戸や室内ドアのように閉まる力が弱い場所でもしっかり密着します。すきまが2mm前後と狭いと厚すぎてドアが閉まりにくくなるため、貼る前に一度すきまを測っておくと失敗しません。ゴムの切断にはハサミよりカッターが向いています。
特殊発泡ゴム(EPDM)にアクリル系の粘着剤を組み合わせた四角い断面のテープで、サイズは厚さ8mm、幅12mm、長さ2mです。浴室、洗面所、雨戸、シャッター、物置の戸まで、水がかかる場所で使えるのが特長です。耐久性と耐候性が高く、ウレタン系のようにぼろぼろに崩れにくいとメーカーは説明しています。実売価格は400円台が中心です。同じ寸法の白(E0321)もあります。
風だけでなく、雨やホコリも一緒に止めたい場所に向いています。エアコン配管の穴まわりや換気扇まわりのすきまをふさぐ使い方も紹介されています。2mと短めなので、ドアを一周させるなら何本か必要です。厚みがあるぶん、薄いすきまには押し込みにくくなります。
ドアの下端に貼り、床とのすきまをフィルム状のひれでふさぐテープです。サイズは厚さ1mm、幅40mm、長さ92cmで、一般的な室内ドア1枚の幅に合わせてあります。素材はアクリル系エラストマーで、粘着力は5.7N/10mmです。しなやかでこすれに強く、透明なので木目のドアにも白いドアにも目立たずなじみます。ホームセンターでの価格は600円台です。
足もとの冷えは、ドア下から床をはうように入ってくる冷気が原因のことが多く、そこを狙った製品です。枠に貼るパッキンとは役目が違うので、両方を組み合わせると効果が上がります。床にラグや段差があるとひれが引っかかり、開け閉めが重くなります。ふかふかの絨毯の部屋には向きません。
EPDMフォームを使った、断面がP字形のすきまテープです。サイズは厚さ6mm、幅9mm、長さ5mで、室内ドア、玄関ドア、浴室ドアの戸当たり部分に貼って、すきま風と開閉音を抑えます。色は黒で、同じ形の茶(EN-51BR)もあり、ドアや枠の色に合わせて選べます。同じシリーズにはV型や波型もあり、すきまの形に応じて選び分けられます。
P型は丸い頭の部分がつぶれて密着し、平らな脚の部分を枠に貼ります。押しつぶされる量に余裕があるため、多少ゆがんだ古いドアでもすきまを埋めやすい形です。Amazonでは2本セットの販売もあり、家じゅうのドアをまとめて手当てしたい人に向いています。黒は白い枠だと線のように目立つので、気になるなら茶を選ぶとよいでしょう。
玄関ドアの戸当たり用に作られた波型断面のテープです。サイズは厚さ3.5mm、幅8.5mm、長さ5m(2.5m巻2本入り)で、素材はEPDMフォーム、粘着剤はアクリル系です。実売価格は700円前後です。表面の波形が細かくつぶれて密着するため、P型より薄い3.5mmの厚みでもすきま風を止められます。
玄関の金属ドアは閉まる力が強く、すきまも狭いことが多いので、厚いテープを貼るとラッチがかからなくなります。この波型はそうした失敗が起きにくいサイズです。2本に分かれているので、上下と左右に分けて貼るときも無駄が出ません。外気に触れる面に貼る場合、劣化は避けられないため、ひと冬かふた冬ごとの貼り替えを見込んでおくと安心です。
クロロプレンフォームを使った屋外用のすきまテープで、サイズは厚さ7mm、幅10mm、長さ2m、色は黒です。雪や雨、湿気に強く、粘着剤付きなので剥離紙をはがしてすぐ貼れます。重ね貼りもできます。標準価格は税抜460円です。シリーズにはもっと幅広い防水ソフトテープEN-79(厚さ9mm、幅25mm)もあります。
雨戸、網戸、勝手口、物置、シャッター、門扉など、風と一緒に雨が吹き込む場所に向いています。重ね貼りできるので、すきまが場所によって違うときは部分的に2枚重ねにして厚みを調整できます。2mと短いので、長い辺に貼るなら本数を多めに用意してください。室内ドアなら、より安くて長いEPDM製で十分なことが多いでしょう。
ベースに密な毛(モヘア)を植えたすきまテープで、サイズはベース幅9mm、毛の高さ9mm、長さ2mです。色はグレーとゴールドがあります。弾力のある毛足が不揃いなすきまにも合わせて曲がり、窓や引き戸の動きを邪魔しません。復元力が高く、長く使っても性能が落ちにくいとメーカーは説明しています。通販では300円台から600円台で売られています。
ゴム系のパッキンは押しつぶして密着させますが、モヘアは擦れながらふさぐので、引き違いのアルミサッシや網戸、引き戸に向いています。すきま風に加えて、虫やホコリ、戸当たり音も抑えられます。一方、開き戸の戸当たりのように正面から強く押される場所では毛が寝てしまい、ゴム系ほど気密が取れません。
空気を通さない合成ゴムスポンジでできた戸当たりテープで、サイズは厚さ2.5mm、幅15mm、長さ2mの2本入りです。色はブラックとグレーがあります。防音材メーカーが作った製品らしく、主な目的はドアや窓のすきまからの音漏れ防止ですが、すきま風を止めて冷暖房の効きを上げる効果もうたっています。家電量販店では850円前後で売られています。
楽器の練習部屋や在宅勤務の部屋のように、寒さと音の両方を気にする人に向いています。厚さが2.5mmと薄いので、すきまの狭いドアや窓にも貼れます。逆に、5mmを超えるようなすきまには薄すぎて、2枚重ねなどの工夫が必要です。幅が15mmと広いので、細い枠では先に寸法を確かめてください。
セメダインのすきま用テープNシリーズでいちばん薄いN-1です。サイズは厚さ5mm、幅15mm、長さ4m、色はグレーです。シリーズには厚さ10mmで2mのN-2(TP-163)、20mmで2mのN-4(TP-165)、幅30mmの広幅タイプ(TP-718)もあり、すきまの大きさに合わせて同じシリーズ内で厚みを選べます。
4m巻なので、窓1枚の周囲や室内ドアの3辺くらいなら1巻で足ります。厚みの段階が細かく、古い木枠のようにすきまが場所ごとに違う家では、2種類を買って使い分ける手もあります。大手通販モールでの扱いは少なく、工具通販やホームセンターで探すほうが早く見つかります。
屋外での使用を前提にした硬めのすきまテープです。サイズは厚さ7mm、幅12mm、長さ2m、色は黒、重さは約26gです。耐候性と止水性が高く、外で使ってもぼろぼろになりにくいとされています。硬いのにクッション性があってぴたりと密着し、戸を閉める音も静かになります。同じシリーズには厚さ4.5mm、幅15mmのE0070と、厚さ9mm、幅15mmのE0090があります。
物置の扉やガレージのシャッター下部、勝手口など、風雨を正面から受ける場所に向いています。柔らかいソフトタイプより形が崩れにくく、毎日開け閉めする扉でもつぶれたまま戻らないことが少ないのが利点です。ただ、硬さがあるぶん室内の軽いドアでは閉まりが重くなるので、室内には別のタイプを選んでください。