玄関まわりが暗い。夜の駐車場で足元が見えない。防犯も気になる。そんな家の悩みを解く道具が住宅用エクステリア照明である。このページでは、戸建ての門柱灯やポーチライト、庭のスポットライトを手がける住宅用エクステリア照明メーカーを並べた。新築の打ち合わせ中の人、外構をやり直す人、後付けで一灯だけ足したい人まで、どこから見ればよいかがつかめる。
選んだ基準は四つ。まず住宅用の商品が現役で揃っているか。次に防雨型や防湿型といった屋外仕様がはっきり示されているか。三つ目は100Vか12Vのローボルトか、人感センサーや照度センサーの有無、調光までの使い勝手。四つ目は修理窓口と補修部品の体制である。屋外の器具は十年以上、風雨と紫外線にさらされる。壊れた時に部品が出るかどうかで後の出費が変わる。価格帯と、ホームセンターや通販での入手性も見ている。
順位を決めるのは編集部ではなく、読者の投票である。実際に取り付けた人、施工した人の票で並びが動く。各カードには特徴、良い点、弱い点、公開されている連絡先をまとめた。センサーの誤作動、光の色の印象、施工費の話は口コミに出やすい話題である。気になるメーカーが見つかったら、プラスとマイナス、そして投稿された感想まで目を通してほしい。
国内の照明器具で最大手。住宅用エクステリアでは、ポーチライト、表札灯、門柱灯、屋外スポットライト、防犯用のセンサーライトまで一通り揃う。人感センサーのFreePa搭載モデルが多く、人が近づくと明るく点灯し、しばらくして減光する動きを選べる。玄関ドアや宅配ボックス、外構部材と同じ品番体系で情報が出ているので、取り替えや部材探しがしやすい。照明と住まいの設備の相談窓口は0120-187-441で、月曜から土曜の受付。
新築やリフォームで住宅設備を一社にまとめたい人と相性がよい。図面段階で品番指定できる点も施工店に好かれる。一方で意匠は無難な方向で、輸入照明のような個性は薄い。多くが電気工事前提なので、自分で付けて済ませたい人には向かない。品番が膨大で、素人が単品で選ぶと迷いやすい。
ガーデンエクステリア大手タカショー(和歌山県海南市、1980年設立)の照明事業を担う子会社。屋外照明ブランドのLEDIUSで、アップライト、スポット、ポール灯、表札灯、シンボルツリーを照らす器具まで展開する。主力は12Vのローボルト。ローボルトトランスは照度センサーと消灯タイマーを内蔵し、日没で自動点灯、設定時間で消灯できる。2023年に新型へ切り替え、取付け面積を大きく縮めた。
庭の見せ方から考えたい人、樹木や壁面をライトアップしたい人に向く。低電圧なので配線の自由度が高く、後からライトを足しやすい。ホームユース向けのひかりノベーションのようなセット商品もあり、初めてでも手を出しやすい。逆に室内照明は扱いがなく、家全体をまとめたい人には別メーカーが必要。トランスの容量計算を間違えると点かないので、台数管理は必要になる。
1946年創業の照明器具メーカーで、東京都杉並区に本社を置く。2019年からオーデリックの子会社。製品区分にエクステリアの独立したカテゴリーを持ち、屋外スポットライト、ポール灯、壁面用の器具を展開する。Spot Poleはコンパクトスポットと同じ光質を広いエリアに届けるポール灯で、ダイクロハロゲン50W相当2灯という配光を持つ。医療用や技術系の器具も作っており、光源と放熱の設計に強い会社である。
樹木や壁面を狙って照らしたい人、建築側の設計者と組んで光をつくる場面に向く。配光の種類が細かく、演出の幅が広い。反面、一般向けの知名度は高くなく、量販の通販では選択肢が絞られる。玄関灯やセンサー照明のような日用の商品を探している人には、住宅照明が主体の他社のほうが選びやすい。
窓、玄関ドア、外構までを扱う住宅建材の最大手で、エクステリア部門はTOEXブランドの流れを持つ。門柱、フェンス、カーポートと同じシリーズで照明を組める点が最大の武器で、美彩シリーズのローボルト照明は門袖のライン照明や埋込型、スポットを組み合わせて使う。表札や宅配ボックスと面を揃えられるため、門柱まわりの見た目がまとまりやすい。修理と相談の窓口が製品カテゴリーごとに整理されている。
外構をこれから作る人、門柱を一式で決めたい人には効率がよい。逆に既存の庭へ照明だけ足す用途では、対応する部材の選定が面倒になりがち。基本は施工店経由の商売で、施主が単品で買うルートは細い。照明単体の性能で選ぶなら照明専業メーカーのほうが選択肢は広い。
化粧コンクリートブロックや舗装材から始まったガーデンエクステリアメーカー。本社は愛知県豊田市、従業員は200人規模。門柱、ポスト、宅配ボックスのヴィコシリーズが知られ、照明はローボルトのエコルトを中心に、ポール灯、壁付け、埋込、スポットを揃える。門柱や舗装材と同じ提案の中で光の位置まで決められるので、外構プランとの一体感が出しやすい。施工例とプラン集の公開量が多いのも特徴。
門柱まわりを一式でそろえたい人、外構会社と相談しながら進める人に向く。カタログや商品図、CADデータが公開されており、図面段階での検討がしやすい。一方で照明単体のスペック競争では専業に及ばず、器具の種類も多くはない。流通は事業者向けが基本で、施主が直接買う想定ではない。
愛知県豊田市駒場町藤池17番1
高枝切り鋏で知られるムサシの照明ブランドがRITEX、ライテックスである。主力は住宅の玄関、車庫、勝手口に付ける人感センサーライト。コンセント式、乾電池式、ソーラー式が揃い、フリーアーム型で灯体の向きを自由に変えられる。14W×3灯のLED-AC3042や、5000ルーメン級の4灯モデルまであり、ホームセンターと通販で単品購入できる。屋外用シーリングライトや作業灯も同じブランドで扱う。
工事なしで防犯の明かりを足したい家庭、賃貸や既存住宅で手軽に済ませたい人に向く。価格も手が届く帯で、失敗しても損が小さい。ただし意匠は実用重視で、門柱まわりの演出には合わない。乾電池式は電池交換が手間になり、ソーラー式は設置場所の日当たりに左右される。過去に一部ソーラー製品の自主回収を行っているので、購入前に型番の告知を確認しておきたい。