岩手県八幡平市の麹屋。松尾鉱山で働く人たちに麹を売ることから始まり、九十年ほど続いている。国道二八二号沿いの味噌工房で、安比高原の冷涼な気候を生かした天然醸造の味噌を造る。手前味噌つくり体験は約四キロを仕込む内容で、初心者コースが一人三千円、四名から受け付ける。要予約。作った味噌はその日に持ち帰れるので、旅の最後に寄っても荷物が増えるだけで済む。味噌の仕込み作業の見学は無料。併設の味噌茶屋では味噌や麹を使った料理が食べられる。工房と売店は同じ敷地にあり、味噌の製造現場をのぞいてから体験に入れる。
八幡平や十和田方面へ抜けるドライブの途中に寄りやすく、車移動の人向き。売店のSHIMONO528では米麹のハンバーガーやホットドッグ、くるみ味噌のたんぽ、味噌焼きおにぎりなども売っていて、体験の前後で腹ごしらえに困らない。県産米の米麹で仕込む中辛の麹味噌が定番で、塩麹や味噌大根、豚丼のたれもそろう。四名からという条件があるので、一人旅では組みにくいのが弱点。冬は雪道になるため、時間に余裕を持って向かいたい。近年は液味噌や海外向けの商品も増やしており、麹の使い方を聞ける売店の説明も丁寧。体験で仕込むのは県産の米麹を使った麹味噌。
住所: 岩手県八幡平市寺志田165
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